カメレオンプリティ
「かわいくて華奢でなくってゴメンね」と 彼を睨むはカメレオンプリティ
飴よりも長く甘くて終わらないしかもふたりで舐められる傷
ほんとうに言いたいことなど一つもない うそですわたしの名前を呼んで
塔までの徒競走すら終えられず 水平線の答えもわからず
秘密入りのリュックサックを背負ったままあなたと犬を散歩させたい
卑屈さの煮こごりのような歌を聴き腹を下して泣いていた夏
わたしよりかわいい男に囲まれて日に焼けていく青春の日々
この島にわたしを待ってる人がいて旅立ついい日はシフトがあるな